アメリカの大学へ行こうと思って
実際に行ったのですが
はじめの頃は授業の内容というのはそんなに高度なことではなかったのです。
例えば社会学101とか心理学101みたいに入門編です。
あと数学にしても何でもいいから取れと言われたので
わけわからず取ったらそんなに難しいことではなかって
けど英語はそんなにわからなかったので
とにかく真剣に授業を聞きました。
(内容はわかりきっているんですが)
ネイティブの学生は母国語なので
まあ、普通に聞いているんですよね。
留学生の私は真剣に聞きます。
ネイティブにとっては「そんなのわかってるよ〜」というところもどこでも
私は真剣に聞きます。
授業の始まりの先生のちょっとした話から
何から何まで真剣に聞きます。
そうすると今までわからなかったこと
わかっているつもりだったことが
はじめてわかるという体験をしました。
20歳くらいのときって
学校の先生の言うことを真剣に聞くっていう態度が薄れていたのかもしれません。
それとも言葉をぼんやりとしたかたまりとして聞いていたのかもしれません。
言葉は単語と単語が組み合わさったきっちりとしたもので
先生は教科書の内容を伝えようと言葉を選んで話していました。
言葉というものをぼんやりと使っちゃいけませんね。
言葉を選んで話したいものです。
新しいことに出会うとすぐ「わからん」という中学生を見て思い出しました。
言葉をひとつひとつ真剣に聞けば
たいていのことは理解できるし
新たな発見があります。
知らない言葉というのはどうしようもないですが
概念や仕組みを話していて「わからん」というのは
気迫が足りてなかったり
真剣さが足りてないってことが多いような気がします。
ふと、思い出しましたので。
では。