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2005年09月27日

10年後

今までのんびりしている学校が多かったせいで

特になんてこともない塾でも生きのびてこられたって

今日はあらためて思いました。



私学の説明会へ行ってきて今これを書いています。

私は塾業界というものの10年後を考えて

危機感を強く持ちました。



朝、出かける前、妻が言いました。

「入試説明会って行かないとダメなの?」

って。

つまりお話聞いて頭下げて

お茶飲んで、よかったよかった、じゃないのか?って

言いたかったんだと思います。

そんなものは仕事のうちなのか?って。




出席して思いました。

10年後塾のあり方は変わっているだろう。

これはもう確実です。

多くの塾はなくなっているだろう。

今日はそう思いました。


この話題ってちょくちょく聞くのですが

自分のこととは今まで受け止めていなかったのでしょうね。



都市部ではあたり前のことなんでしょうが

中高一貫校や特進クラスにいってる子達って

塾が必要なくなるんですね。



学校が春講、夏講、冬講をやって

放課後に個別指導やって

予備校のサテラインとかやると

塾の存在理由が変わってきますね。



塾は少しでも偏差値の高い所へ入れたい

けれどそうすると中学・高校で塾をやめてしまう。



塾にとってはどうしたものかという話です。

そしてそういったことを公立高校もやり始めると

ますます塾の存在理由がわからなくなってくる。



「しっかり指導しますから

 うちの中学へ生徒さんが来れば

 塾へ行く必要はありませんよ」

ということをマイクで堂々と話しておられるのに

塾の先生たちは「ふん、ふん」って聞いている。

「ああ、いい学校ですね」って。

入試の傾向とか合格基準点とか合格偏差値とか

どうでもいいようなことをメモしたりして

これから学校というものが

どういうふうに変わっていくかという

肝心のところを聞き逃している。

マイクで大きな音で話されている本質を理解していない。



今まで確かに何度か同じようなセリフを聞いた覚えがあります。

けれどセンスが悪かった。

それにビジョンがなかった。



今日お世話になった学校には

明確なビジョンがあった。

センスが抜群だった。

余計な話はひとつもなかった。

担当者が前に出て説明をした。

余計な人はひとりも出席していなかった。

贅肉をそぎ落とした筋肉だけの説明会だった。

スタッフも信じられないくらい優秀だった。

校長先生の実力が他の学校に比べて突出していた。

歩くビジョンだ。

触れるものすべてを黄金に変える王だ。




こんなことはもう皆さん多分、ご存知なんだと思います。

多くの方が危機感を抱いて塾を運営されているんだと思います。

私がもし説明会へも行かず

インターネットで塾関係者の話も聞かず

のほほんと牧歌的な塾をやっていたら

10年後一瞬にして津波に飲み込まれていることでしょう。

それかジワジワと砂のお城が壊れていくように

塾が縮小していくのかもしれません。



塾の最大の欠点は

たいした努力もなしに

塾が成り立ってしまうということかもしれません。



今日私が聞いた私学の戦略やビジョンというものは

多くの人がのほほんとしているあいだに

必死になって頭を使って考え抜かれたものでした。



何をいまさらって感じの話題で申し訳ありませんでした。

忘れないうちに書いておこうって思ったもので。

必要のない場合、忘れてください。


それでは。






posted by りんご at 15:26 | Comment(12) | 塾とパズルと日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 りんごさん、こんにちは。
 毎日大忙しですね。そうなんです。僕もこの9月10月は説明会が多くて多くて…。今年は特に多いと思います。
 仕事ですから、合格基準点や偏差値、昨年度の実質倍率なんかのデータはしっかり見ますよ。でも、それだけじゃないんです。
 僕、小学生の頃から校長先生の話聞くの好きなんです。朝礼はいつも真面目でした。
 だから、今でも校長先生や学年主任の先生なんかが「うちではこんな授業しますよー」とか「生徒達はこんなことしてるんですよー」って話をしてるとワクワクしちゃうんです。それとか、最近ある大学の付属校へ行ってきたんですが、本来あまり僕達には関係のない、大学の研究内容をかなり夢中に聞き入ってしまいました。
 ちょっと変わった塾講師です。
Posted by Sachi(学習塾講師のブログ通信Sachi-net) at 2005年09月27日 16:33
りんごさん、こんばんは!
今日の記事は、核心を突いているような気がします。
しかも全ての業種で。
>多くの塾はなくなっているだろう。
これって生徒の確保が難しいという事なのでしょうか?
私は学習塾の経営はしていませんが、少子化になると学校は経営のために何を始めるだろう?と考えたことがあります。
学校がビジネススクールを始めたら困るよなぁと。
で、私のスクールから生徒が卒業しない方法はないかと考えました。もう付加価値付けまくって、いつまでも通わせるために必死でした。笑
これから先は学校法人といえども、きっと企業のように成っていくのでしょうね。
凄い世の中だわ。。。
Posted by ヨシミとチホのママ at 2005年09月27日 18:54
ママさん、こんにちは。

今日書いたことはいろいろなところで言われてることで、新鮮な話題ではないのですが、私学が塾の要素を取り入れているんですね。予備校化してるんです。それで塾へ行かなくてもよいようにめんどうを見るんです。そして公立高校も私学の手法を模倣し始めたんですよ。予算の都合もあるんでしょうが、変わり始めてるなって思いました。

危機感を持つってことがいちばん重要なことだと思います。今のままでいいはずがない。

すいませんね。こんなこと書いて。

では。
Posted by りんご at 2005年09月27日 19:25
サチさん、こんにちは。

なんどもコメント書くのですが
そのたびに横槍が入りそのコメントが
消えてしまいます。

ですからこのまま早めに送っておきますね。
Posted by りんご at 2005年09月27日 21:02
塾や私学の存在意義は何なんでしょうか?
いい大学に入れば、輝ける未来が待っているという迷信が今も根強く生きているのでしょうか?
昔々、寺子屋を始めた動機は何だったのでしょうか?
子どもたちに必要なものは、まだまだいっぱいあるような気がします。
Posted by JackAmano at 2005年09月27日 23:38
再び。こんにちは。

JackAmanoさん、良いことおっしゃいます。。
時々は立ち止まって、存在意義を考えないといけませんよね。
なんか感動しました。

存在意義、何でしょう。>りんご先生
Posted by Sachi(学習塾講師のブログ通信Sachi-net) at 2005年09月27日 23:53
しっかりした御意見をもっておられますね。おっしゃる事もその通りだと思います。塾も日々変わってゆかなくてはならず、単に慣れでやっているとすぐに枯れてしまうのだと思います。
学校には無いもの、塾が塾であるがゆえに気に入ってくれるもの・・・何かあると思うのですが・・・
Posted by けんと at 2005年09月28日 01:22
ジャックさん、ありがとうございます!

私が本文中で言った「存在理由」というのは、塾の役割という意味合いです。塾を運営されている方によってその存在意義は違ってくるでしょうね。

いつも思うのです。私一人ではこの世の中は変えられない、しかし世の中にある不便を解消したり、欲求を満たしたりすることはできる。

たかだか勉強が出来ないくらいで落ち込んだり、自信をなくしている子供がたくさんいます。彼らを明るくさせるというのが私の役割だと考えています。

我々が生きるこの社会が良い方向へ向かう事が本当は望ましいのですが、それはなかなか変わらない。ですから今できることをやっているということに過ぎないのだと思っています。

私は政治家ではありません。今の制度の中で、より強く賢く生きられる術を、少しでも与えてあげる事ができればいいと思っています。そしてその中で最も大切なのは自信です。つまり自分自身の存在意義です。
Posted by りんご at 2005年09月28日 15:34
サチさん、こんにちは。

塾の存在意義はそれぞれの塾によって違うとおもっています。そして常に変わり続けているものです。存在意義とは社会の要請によって変化していくものだとは思いませんか?人々が必要とするから存在しているんだと思います。何を社会は要求しているのかを知り、それを提供していくことが企業の役目です。そういったことを通して実現したいものが「企業理念」です。もちろん公序良俗に反しないという前提の上で。

って、じゃ、あんたの理念は?なんてもう訊かないでくださいね。

では。
Posted by りんご at 2005年09月28日 15:47
けんとさん、こんにちは。

いやあ〜、恥ずかしい。

うちの塾はちっぽけで
ほんとに今日も職安のおばちゃんに
いろいろ説教されてアドバイスされて
まあ、大変です。

これからもよろしくお願いいたします。
Posted by りんご at 2005年09月28日 15:50
こんにちは。

中高一貫校の存在意義は何でしょう?多くは高校までの学習内容を早めに終わらせて大学受験に備える、すなわち、より偏差値の高い大学への進学に有利になるということですよね。だとしたら、そんな学校がいくら増えようと私塾の存在意義は十分あると思います。今のところ私が「ここなら塾はいらない」と捉えているのは、木更津にある暁星国際学園「ヨハネ研究の森」コースだけです。
Posted by at 2005年09月28日 16:36
桐さん、ありがとうございます。

>暁星国際学園「ヨハネ研究の森」コース

すごいですね。
初めて知りました。
けどむちゃくちゃ高いですね。

>中高一貫校の存在意義は何でしょう?多くは高校までの学習内容を早めに終わらせて大学受験に備える、すなわち、より偏差値の高い大学への進学に有利になるということですよね。だとしたら、そんな学校がいくら増えようと私塾の存在意義は十分あると思います。

なるほど。
小さな塾は生き残れるでしょうね。
小さくて理念のしっかりした塾は生き残っていくでしょうね。

ありがとうございました。
Posted by りんご at 2005年09月28日 16:53
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