講義をおとなしく受ける。
私も塾をやっているから授業とかすることがあるが
ごくまれに生徒を超えた生徒が存在する。
生徒を超えているという意味は
その生徒は先生と他の生徒との関係を常に見ているという意味だ。
場の雰囲気を感じ取り、質問が必要なときに質問する。
先生の説明が足りてなくてほとんどの生徒がわかっていないだろうと感じたら
「先生、今の●●はこういうことですか?」と言って
先生の質問を補ったりする。
先生がこの分野は苦手なのかなっていう時には
さらに突っ込んだ質問をするのではなくさらっと流せるように
話題を変えてみたり、気の利いたことを言ったり。
「メタ生徒」とか「メタ学生」と呼んでもいいかもしれない。
このような生徒は学ぶことを楽しんでいるが
同時に学ぶ場所にいることを楽しんでいる。
こうやって書くとなんかとんでもない生徒に思えるが
サッカーのミッドフィールダーのような存在に近いのかもしれない。
監督の意図を汲んで指示を出しゲームをつくる。
普通、生徒は先生の話を聞く。
しかしこのような生徒は先生との対話を楽しみ
その対話から学ぶ。
このような状態はいったいどんなときに生まれるのか?
それは生徒が学びたいことを明確に持っているときだ。
生徒がもやもやとしたものを持ち
明確に問題を解決したいと思っているとき
生徒はこのような状態になる。
このような生徒は必ず伸びる。
あたりまえだ。
目的を持って学ぶ人は伸びないはずがないからだ。