やっぱり細切れの時間で本とか読むんですが
もう最高に面白くって
『コンサルタントの秘密』G・M・ワインバーグの本なのですが
(翻訳が強烈ですけど、そんなの気にしません。よくぞ訳してくれた!)
オレンジジュース・テストというのがあります。
これはたとえばどこかのホテルに会場を頼むときに
朝7時から会議をやりたいんだけど、その朝食に搾りたてのオレンジジュースを出して欲しいんだ、というテストです。
それで人数は700名です、って告げる。
そのときホテル側は「それは無理です」と言ってもダメで
「わかりました」と安請け負いしてもダメという話です。
朝の7時に700人に搾りたてのジュースを出すとすれば
それなりの人数がそれなりに早く起きてこないといけません。
缶ジュースを出したりしてごまかしてもいけません。
それはすぐにバレるのです。
ですから通常の料金では無理なのが普通です。
どちらの答えもテストには不合格で
正しい答えは、それは可能ですが、料金は余計にかかりますよ
と告げることです。
もちろん私は塾の話として読んでいます。
お客さんが問い合わせでいろいろ質問されますが
そのときに自塾のメニューに合っていなかったら
無理して引き受けたらいけないし
詳しく話も聞かずに断るのもいけないんだと思います。
そのサービスをするには追加料金としていくらかかりますよ、
とはじめに告げることができればいいのです。
その料金が高すぎると思うようなお客さんなら
やはりご縁がなかったとあきらめるべきだと思うのです。
特別のことをするには特別の料金。
教育のことになるとなんでも無料のサービスになりがちだけど
無料のままで続けていると疲労してきますからね。
あたりまえのことなんですが
言い出しにくいところがあります。
けれど「これはオレンジジュース・テストなんだ」と思えば
正しい答えを言えるかもしれません。
では。
個別指導だから何でもやってくれるんでしょ
という感じの方には今後、この対応で行こうと思います。
オレンジジューステスト、納得です。