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2008年12月24日

オレンジジュース・テスト

最近、冬期講習で忙しい〜〜〜とか言ってるけど

やっぱり細切れの時間で本とか読むんですが

もう最高に面白くって

『コンサルタントの秘密』G・M・ワインバーグの本なのですが

(翻訳が強烈ですけど、そんなの気にしません。よくぞ訳してくれた!)

オレンジジュース・テストというのがあります。


これはたとえばどこかのホテルに会場を頼むときに

朝7時から会議をやりたいんだけど、その朝食に搾りたてのオレンジジュースを出して欲しいんだ、というテストです。

それで人数は700名です、って告げる。

そのときホテル側は「それは無理です」と言ってもダメで

「わかりました」と安請け負いしてもダメという話です。


朝の7時に700人に搾りたてのジュースを出すとすれば

それなりの人数がそれなりに早く起きてこないといけません。

缶ジュースを出したりしてごまかしてもいけません。

それはすぐにバレるのです。

ですから通常の料金では無理なのが普通です。

どちらの答えもテストには不合格で

正しい答えは、それは可能ですが、料金は余計にかかりますよ

と告げることです。



もちろん私は塾の話として読んでいます。

お客さんが問い合わせでいろいろ質問されますが

そのときに自塾のメニューに合っていなかったら

無理して引き受けたらいけないし

詳しく話も聞かずに断るのもいけないんだと思います。



そのサービスをするには追加料金としていくらかかりますよ、

とはじめに告げることができればいいのです。

その料金が高すぎると思うようなお客さんなら

やはりご縁がなかったとあきらめるべきだと思うのです。


特別のことをするには特別の料金。

教育のことになるとなんでも無料のサービスになりがちだけど

無料のままで続けていると疲労してきますからね。




あたりまえのことなんですが

言い出しにくいところがあります。

けれど「これはオレンジジュース・テストなんだ」と思えば

正しい答えを言えるかもしれません。




では。



posted by りんご at 22:38 | Comment(1) | 塾とパズルと日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なるほど!
個別指導だから何でもやってくれるんでしょ
という感じの方には今後、この対応で行こうと思います。
オレンジジューステスト、納得です。
Posted by ながはま at 2008年12月25日 07:03
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