気づいたら固い世界観の中にいるんじゃないだろうか。
はじめて飛行機に乗ったときは宇宙飛行士になったような気がしていたけれど
すぐに隣に座った中小企業の社長につかまって
知らなくていいような現実をたくさん聞かされたっけ。
18のときでした。
ロケットのいいところは同乗者のほとんどがはじめて宇宙に行くところだ。
もう何回もロケットに乗ってますっていうような人がとなりでゴチャゴチャ言わないことだ。
それにしても私は飛行機が嫌いなのですが(まあ、あの長時間のフライトにうんざりしてるんです)
この前、大きな塾の社長の話を聞いてまた乗りたくなりました。
飛行機の窓から下を見ると日本地図のような景色が広がっていて
こんなちいさなところで塾同士が競い合ったりしてるのかって思うと
なんか小さい話だなって思うんですよね、って言っておられて
私はその部分が非常に好きでした。
毎日授業したりお金のこと考えたり成績のこと考えたり
生徒数のこと考えたり通知表のこと考えたりしていると
もう世界がその中だけで完結しているような気がしてきて
大きくものが考えられなくなってしまうんですよね。
自分の悩みとか締め切りとか支払日だとか
そんなちっぽけなことで悩んだりして
小さい世界でしかものごとが考えられないんですよね。
そりゃ、ふらっと旅行へ出かけたりしたいですね。
出張でもいいけど、旅行とかっていいですね。
妻も子どももいるのでそんな簡単にはいきませんが
宇宙飛行士が地球の引力から抜け出すように
日常という引力から抜け出すのもいいかもしれません。
それにしても民主党はJAXAを存続させていただきたいものです。
宇宙のこと考えない先進国って
全然魅力がなくなってしまう。
引力に逆らわない生き方なんてつまらない。
つまらない人生を生きる気はちっともない。