メルマガ  登録
メールアドレス(必須)
名前

2007年08月21日

7日間は「死ぬほど痛い」しか考えられませんでした

えっと、入院していたのですが

今日の夕方に退院しました。


13日からずっと頭が痛くて

その日は朝から子供とザリガニとって

自転車に乗って練習したり

昼からは海洋堂ミュージアムに行くために

炎天下の長浜の黒壁のあたりをうろうろして

(けど海洋堂って凄いな)

それで帰ってきてまた外で遊んだりしてたから

軽い熱中症かなって思ったんです。



次の日も1日頭が痛くて、夜は耐え難い痛みで

だから15日に病院へ行ったのですが

検査しても異常がないから胃薬もらって帰ってきました。

「先生、頭痛薬は?」っていうと

「まあ、出しときます」と出されたのを飲んでも

余計に苦しくなって

(胃薬もらうために6000円は高すぎ)

「胃薬じゃないよな〜」って言いながら

16日にもう一回病院へ行ったら

「異常ないから、また来て」って言われたけど

もう動けなかったので

「すいません、入院していいですか?」ってお願いして

やっと点滴してもらいベッドに収まった。



CTもレントゲンも心電図も血液検査も

視力検査も眼圧検査も緑内障の検査もしたけど

どれも「あなたは健康すぎ」っていう結果が出て

そのたびに血圧検査してもらっては

「素敵な数値」みたいなのばっかりで

「いやいやいや、僕が痛いのは頭だから、お願い」って

何度も何度もお願いしたけど

「数値的には健康そのもの」ってことで

その日から食べ物は何ものどを通らなかった。



恐らくはウイルス性の髄膜炎の可能性がもっとも高い

ということで治療法はあんまりないみたいで

それも数値がはっきりせずに

健康そのものだから何とも言えないそうでした。




ベッドの上で痛みに耐えていたのですが

看護士さんが「深呼吸してください」って。

「いやいや、僕って鼻詰まってて、口でもいいですか?」って話になって

その場はそれで終わったんですが

あとあと「なんで鼻で息をしないんだ」みたいなことになって

「5分に一回は深呼吸して」ってお願いされた。



「もしかしてチクノウですか?」って言われ

「そんなん、昔からですよ。

 父もガンで死ぬって言われて絶望してたら

 チクノウだってわかってみんなこけて

 それでお前もだ、遺伝だからしかたないとか言われてますよ」

って笑って説明したら

「あ、それだわ。」って先生に言われた。

「前かがみになると痛い?」

「耐えられないですね」

「あ、ごめん、チクノウだわ、薬出すわ、血液検査にはでないんだよな

 今すぐ出すわ、そうだよ、そこから来る痛みはひどいんだよ」

と先生喜んで帰って、薬を持って戻ってきて

「うん、すぐ効くから」って自分で手渡しして飲ませてくれた。

「これも飲んでおいて」って数日間に出した薬を全部開けてくれて

食前とか食後とか関係なしに一気にたくさん飲んで

そしたらすぐに本当にすぐによくなって驚いた。


「けど、父もチクノウで死にそうになったって言えばよかった。

 もっと早く。遺伝なんだから」

「いや、遺伝じゃないよ。チクノウ遺伝しないから」

え〜、って感じ。


そうなの、チクノウって遺伝しないんだ。


知り合いの方が多く見舞いに来てくださり

本当に幸せを感じました。

痛すぎてこのまま死ぬんじゃないかと常に思ったのですが

こんなに人々がベットの周りにいるんなら

ホント死んでも幸せだわ、って思ったくらいでした。



「まあ、こんな時は塾は人に任せて

 神様が休息を与えてくださったと思って

 ゆっくりした方がいいって」って言われたりしたんですが

「休息してないんです、死にそうに痛いんです」って言えなくて

のんびり入院したかったのですが

電話にも出られずあまり話もできないくらいでしたが

その結果がチクノウで、薬で一発で治ってしまいました。



けど、いろいろ考えますね。

7日間は「死ぬほど痛い」しか考えられませんでしたが

痛みがおさまった今、なんか自然の流れのなかで

われわれは生きているんだなって感じますね。

季節の移り変わりの中で

時間の流れの中で

われわれは生きていて

それは必ずやってくるもので

そんなものに逆らうんじゃなくて

そういった自然の流れに身を上手くあわせて

そこで成長して生きていくようにしないといけないって感じますね。



なんじゃそれ、って感じですが

窓にへばりついた小さなアマガエルの白い腹にも

優しさを持って目を向けることができます。

きれいに並んだ本やテキストやDVD

整列している机とイスに

なぜか思いやりを感じたりします。


窓の外の闇の向こうで鳴く秋の虫達の声が

とても優しくわれわれを包んでいる気がします。

入院しても必死で塾を回してくれてるスタッフや

家族や親戚や知人や病院の先生や看護士さんたちが

いろいろ面倒を見てくださって

自分ってあるんだなって思う。

それが生まれてから(生まれる前から)

歩き出して言葉を覚え

学校に行きだして

恋愛とかして結婚とかして

仕事したり仕事やめたり

独立したり引越ししたりして

調子良かったり悪かったり

そんな時々に

どんな時でも

自分ひとりじゃなくて

まわりにいる無数の人に支えられて生きてきたんだなって

今、感じますね。

そんなこと知識では知ってたけど

意識して、はっきりと感じますね。



どう考えたって仕事って恩返しですね。

「ああ、痛くて死ぬ」って1万回言ったけど

今思うのは、生きるって恩返しですね。

生きて自分がすべきことは

今生きていることの恩返しですね。

そのために出来ることはまわりの人を大切にして

仕事でかかわる人を大切にするってことですね。



っていうことを頭で知るんじゃなくて

今感じてるって感じです。

スズムシが鳴いているんですが

その鳴き声の中に自分が生きてるって思います。

闇の中の無数の秋の虫の中に

自分の命ってあるんだなって感じます。




ということでお騒がせいたしました。

これからもよろしくお願いいたします。

おそらく前以上に働いちゃうかな?





では。







posted by りんご at 00:49 | Comment(6) | 塾とパズルと日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。