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2007年05月30日

文学が生まれるとき、強い塾が生まれるとき

ナブコフがこういうことを言っています。

Literature was not born the day when a boy crying "wolf, wolf" came running out of the Neanderthal valley with a big gray wolf at his heels:
literature was born on the day when a boy came crying "wolf, wolf" and there was no wolf behind him.

(少年がオオカミに追われているときに「オオカミが来たぞ!」と叫んでも文学は生まれない。文学が生まれるのは、背後にオオカミなんかいないに「オオカミが来たぞ!」と叫んだときだ。)


すごく好きな言葉なのですが

昨日、「3匹のこぶた」のことを書いて思い出したので

今日はこのことについて書きます。


ある偉い方が

「今の状況や将来に危機感を持っているのは大手で

 個人塾は危機感もなければ変わろうともしない。」

っておっしゃってて、なるほどな〜って思った。


われわれはわらや木の家で「怖いものなんかないよ」って威張っていても

オオカミがやってきたらイチコロだろう。

大手はレンガの家をせっせと作り

高い塀まで準備しようとしているかもしれない。

「自然の風が一番」とか言ってると

窓からオオカミが入ってくるかもしれない。



「オオカミが来る」「オオカミが来る」って危機感もって

どんどん体質がよくなって

強くて大きくなっていったら

それで実際、状況が変わって


「オオカミなんか本当は来ませんでした、

ただの思い過ごしでした」っていうのでも全然かまわないんじゃないだろうか?



「オオカミが来るぞ!」ってわめき散らして

頑丈なレンガの家を作って

結局オオカミなんか来なかったじゃないか、って

お前はオオカミ少年かって言われても

そこには強い塾が残るんじゃないかな。



かなりこじつけだけど

今日も自分の中で

「オオカミが来る」「オオカミが来る」って

ひとりあせって急いでいます。


まあ、だけど人はそんなこと思わなくていいと思います。



では。






posted by りんご at 15:14 | Comment(0) | 塾とパズルと日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする